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恩師
2021-07-16

私にはボクシングの恩師が二人いて、一人は真闘拳ボクシングジムの佐々木隆雄会長(享年71歳)。

 

日本一のスパルタジムと言われていましたが、20年間通ったのは会長が面白すぎたせい!?

 

体験に連れてきた友達に、

 

「いーか!ライオンは一瞬で獲物を仕留めるんだ!リングの上ではライオンになれ!!」

※ボクシングジムの体験です

 

と言ったり、毎回「人間とは!」など骨のある哲学を聞かされ、

 

「人として、正しい生き方を堂々と生きろ!」と言うとなんだかわかりませんが?私利私欲にまみれない武士道のような気骨がある生き方をしろ!

 

そんなメッセージを強く感じました。

 

 

もう一人は、須田 芳黄(よしき)トレーナー。

 

佐々木会長とはタイプが異なり、いつも冗談ばかりで(しかも面白い!)、機転が利きフットワーク軽く、佐々木会長には言えない悩みなど、須田さんには言えたボクサーも多かったと思います。

 

若い頃、世界を回ってボクシングの試合をしていて、そのなかでメキシコにいたきらめく奥さんを見つけます✨

 

「俺は世界チャンピオンになれなかったけど、最高の宝物を手にしたからね✨」

 

と、結婚されて長年たつのにノロける愛妻家😆

 

 

設計のお仕事をされていたので、私もジム開設時に設計してもらったり、真夏に須田さんと奥さんと私で、サンドバッグ汗だくで組み立てたりと、本当にお世話になりました。

 

その当時、運転で道を間違えたことを指摘する奥さんに、

 

「わかってるよ、マイラブ♥」

 

と、「おはよう」「ごちそうさま」みたいな挨拶と同じように愛情表現するおじさんは須田さんが初めてです!

 

前世は絶対外国人😁

 

誰にでもフランクに接して、しかも面白いので、みんなに人気でした。

 

そんな須田さんがステージⅣの肺がんになったと聞いたのは3ヵ月前。

 

グループラインで「入院してひまだー」という須田さんに、会話してたのは先日のように感じます。

 

今日、訃報を聞きました。

 

コロナでお見舞いも行けず、このまま葬式でも行けず、嘘みたいです。

 

なんでいい人って早く亡くなるのでしょう?

 

 

享年71歳は、奇しくも佐々木会長と同じ。

 

ジム開設時にいろいろ協力してくれたこと、そして楽しい時間、死ぬまで忘れません。

 

お線香をあげるまでまだ信じられないけれど、ご冥福をお祈りします。

 

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