「ナワリヌイ」ドキュメンタリー映画(2022年米、1時間38分、アマゾンプライムレンタル¥400)
プーチン政権への痛烈な批判で”反体制のカリスマ”として支持を集める、ロシアの弁護士で政治活動家のアレクセイ・ナワリヌイ。
2020年8月、なんとパンツの縫い目に神経毒ノビチョクを盛られ、飛行機での移動中に毒物昏睡状態に。ドイツの病院で奇跡的に回復した彼は、調査チームを結成し、誰がやったか暴いていく。
その方法は、自分がクレムリン側になり「暗殺はなぜ失敗したんだ!報告書を出さないといけないから話せ」と、実行犯と思われる数人に彼本人が電話をかけるというもの。1人ぺらぺらと話す化学者がいて、暗殺計画は確実なものに!
本当に残念ながら、この映画は追悼映画になってしまいました。
映画の中で、「もし殺されたらロシアの人々にどんなメッセージを残す?」と聞かれ、
「単純だ。“諦めるな”。僕が命を狙われたのは、僕らが信じられないほど強いからだ。悪が勝つのは善人が何もしないから。行動をやめるな」
21世紀に戦争、暗殺をするような人は、国のリーダーであってはなりません。
ご冥福をお祈りします。
そして、彼の死で大きく変わっていくことを望みます。