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ボクシングとの出会い
2017-07-04
 それは20代の若かりし頃、ホノルルマラソンに出ようと、朝、荒川の土手をランニングしていました。ちょうど同じ時間に、丹下団平のようなおじさんが自転車に乗り、ボクサー3人の並走をしていました。冬でもランニングを着ている団平にぎょっとしたものの、朝会うと「おー!姉ちゃん!」と気さくに声をかけられ、半年くらいしたら、ボクサー君から「ジムに遊びにおいでよ」と言われて、好奇心でいったのがボクシングを始めるきっかけです。
 この時は、人生で一番長く続くスポーツになるとは夢にも思っていませんでしたが。
 そこは日本一スパルタで厳しいと言われたトクホン真闘拳ジム。団平は佐々木隆雄会長。「バカヤロー!コノヤロー! 」との罵声の中、ボクサーたちは毎晩ひしめきあって汗だくで練習し、床は汗ですべり、熱気で窓ガラスは曇り、なんだか見たこともないような熱い光景。
「女がいていいのだろうか?」という雰囲気でしたが、パンチを打つという非日常なトレーニングが面白かったことと、大量に汗をかくことが気持ちよく、「心も体も、とにかく強くなりたい」と思っていた私は、会社帰りに通う日々が続き、「バカヤロー!コノヤロー!」はいつしか聞きなれたBGMへ。
 佐々木会長はいかつい外見とは裏腹に、ジェントルマンで優しく面白く、ボクシングに通うのは会長の哲学的な(?)話を聞くのがいつしか目的に。
ある日、ジムに
「始末」
と書いた紙が べたべた貼ってました。
「いいか!物事は始めと終わりが大切なんだ!
パンチも打ち始めと打ち終わりが大事だ!」
なるほど。
 しばらくすると飽きたのか、はがされていました。
 また、ある日はこんな言葉が。。
「あせらず
 あわてず
 頭に来ず
 あてにせず
 諦めず」
「いいか!あわてずの前にあせらずがきているのは、なぜかわかるか!」
「なんででしょう?」
「あせるからあわてるんだ!」
なるほどー。

その後、またはがされ、しばらく経っていい言葉だったなと思ったもの、最後の「諦めず」が思いだせずなんだったかな?と思っていた頃、

また貼り紙が。
「あせらず
 あわてず
 頭に来ず
 あてにせず
 あんたの度量で 」
変わってる!! 会長面白い!
そんなわけで、ボクシングとの出会い、それは面白い会長との出会いでした。
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