「オッペンハイマー」(2023年製作/180分!/アメリカ)
「原爆の父」と言われるオッペンハイマー。話題の映画を観てきました🧐
クリストファー・ノーラン監督のSF映画「インターステラー」が大好きで、どんな風に、このセンシティブで重たい題材を扱うのか興味津々でした。
本作は、世界を滅ぼすほどの破壊力を持った原爆を、第二次世界対戦中に開発せざるをえなかった、オッペンハイマーの苦悩を観客に体感させるというもの。
基本はノンフィクションなので、私は物理学と歴史に疎いので、ネタバレなしの予習動画をたくさん観ていきました😂
実際に観た感想(ネタバレなし)
私たち日本人は、世界唯一の被爆国なので、「そんな男の苦悩なんて知らないよ!」と途中腹が立ちましたが、戦争はいつの時代も「悪」で、天才が巻き込まれてしまった。
戦争がなければ、彼は宇宙のブラック・ホールなど解明してたかもしれません。
物理学の集大成が、世界を何回も滅ぼすための爆弾になるためのものとは、科学者は誰も望みません。
そのジレンマを描いた作品です。
クリストファーノーラン監督は、インタビューのなかで、
「私が育った1980年代のイギリスは、核兵器の恐怖感に包まれていた。10代の息子にこのプロジェクトについて話すと、”僕たちの世代は核兵器にあまり関心が無い。気候変動(温暖化)に比べると懸念ではない”
衝撃的でした。
この映画を体験することで、核兵器の脅威について、若者たちに関心を持ってもらえると信じています」
核の脅威。日本が最たる人体実験のような大犠牲になったのに、いまだにロシアや北朝鮮は核兵器の脅威で脅かします。
核の恐怖を再認識させられる、そしてオッペンハイマーという人物像を知る、ドラマとしても、とても面白い映画でした。
意外と映像と音響が凄いので、IMAXの映画館の方がいいかも?
3時間と長いので、飲み物は控えて?!興味ある方にはぜひお勧めの映画です😄